私は短大卒業と同時に出来ちゃった結婚と出産を経験しました。その時の夫はアルバイト先の先輩なのですが、自分のスタンスで仕事をするという考えを変えない人でした。ただ暴力などはなく性格も優しい人なのですが、でもでもだってと言い訳をしつつ、自分自身がストレスと感じる過度な仕事は絶対しないため、家族3人の生活をするために借金せざる得ない状態でした。

【体験者の情報】

体験者 借入件数 借金総額 借金期間
  • まさポン
  • 女性
  • 37歳
  • 専業主婦
プロミス 100万 2004年4月

返済できたと思ったら失業してまた借金

私は短大卒業と同時に出来ちゃった結婚と出産を経験しました。その時の夫はアルバイト先の先輩なのですが、自分のスタンスで仕事をするという考えを変えない人でした。ただ暴力などはなく性格も優しい人なのですが、でもでもだってと言い訳をしつつ、自分自身がストレスと感じる過度な仕事は絶対しないため、家族3人の生活をするために借金せざる得ない状態でした。

その後、結局夫は仕事を増やすことも安定した仕事に就くこともないまま3年が経ち、アルバイトで家計を支えていた私もこのままでは無理と判断して離婚。それからは私が昼は正社員として会社に勤め、夜はバイトと働いて借金を返済しつつ子供と生活することになりました。それから3年と半年がたちようやく最初にした借金の返済が終わった頃に、不景気の波が私の勤める会社にももろに影響が出始め、人員削減が行われるようになりました。

私は真面目に正社員として必死に働いていたので、最初こそ人員削減対象者からは外れていたのですが、よほど会社の経営が苦しい状態らしく2回、3回と人員削減はされていきました。会社の業務内容は部署移動など大きく変動していき最後の人員削減という時に私も対象者となってしまいました。

借金返済はこそなくなりましたが仕事を失えば収入が無くなります。今までは借金返済と生活費でお金は使用していたので貯金などありません。そうなれば夜のバイトだけの収入では生活はできません。ましてや子供が小学校へあがる年齢へと成長してきているので、その分の費用も必要になってきます。

なんとか会社に残してもらえないかと悲願しましたが、結局会社都合という形でクビとなりました。当面は失業保険と夜のバイトで何とかなりますが、それもたかが知れています。何よりこの先子供が成長すれば出費は多くなる一方なので、アルバイトではなく昼間の仕事で安定した社員としての仕事を探す必要がありました。ですが、次の仕事がなかなか見つからず、結局また新たに生活費を工面するために借金をせざる得ない状態に追い込まれてしまいました。

最初に借金したところがプロミスだったので、再度借金する際もプロミスを利用させてもらいました。金額は色々物入りだったため100万円を借りることにしました。

借りた後は、子供の入学準備費用や生活費など細かく使用別に分け、徹底管理しました。

折角返済が終わったのに、また数ヵ月後には借りることになってしまい運が悪いなと思いつつ、また借金と言う形であれ助けられているという気持ちになりました。その為、今回も借りたお金は早めにお返ししますという思いが強かったです。

悪いイメージなど全くなく、またお世話になりますというイメージです。借金は返せない状態で借りてしまえば返せないからまた借金を重ねてという悪循環になりますが、しっかり返済計画をたてて返せばまったく悪いものではないので、本当にいざお金に困った時の助け船としてありがたいというイメージです。

新たな借金をしてしまった申し訳なさと同時に、今回かりる金額も計画をたててしっかり返していこうという決意みたいなものがありました。

仕事が決まらない焦りからくる心労がすごく辛かった

最初の借金の返済は、最初こそ本当に切り詰めた生活で寝る暇もない状態でした。ですが、徐々に仕事と借金返済の流れができてしまえば、パンの耳をかじる生活もそれが私には普通になってくるので慣れてきていました。もちろん子供にはちゃんとしたものを食べさせていたので、子供自身は貧しいと感じていないようでした。

借金返済が終わってやっと貯金出来る生活にと思った矢先の失業だったので、落胆が本当に激しかったです。何で私ばかりという思いがどうしても出てきてしまい、早く次の仕事を決めなくてはいけないのにため息ばかりその頃はついていました。ですが、そうこうしてるまにお金は無くなり新たな借金をした時は、また返済が始まるんだという思いと、早く次の仕事を探さなくてはという焦りが激しくて、少ない睡眠時間なのになかなか眠れない日々が続きました。

それでも、私には子供がいてくれたので「お母さん大丈夫?」と心配させてしまった時は、子供のまえでは笑顔でいなくちゃ駄目だ。頑張らなくちゃだめだと子供の存在が本当に助けられました。ですが、本当に次の仕事が決まるまで数ヶ月かかったので、その頃が本当に心身共に一番つらかったです。夜のバイトは継続しながら昼間も新たなバイトを見つけました。ですが、その合間に就職先を探し面接となると本当にめまぐるしい生活だったと思います。

交友関係は以前から借金をしていた時と同様、殆どありません。たまに、学生時代の友達と連絡程度を取り合いますがあって食事することなどまずありませんでした。基本は子供と一緒に生活して、幼稚園のお母さん方とちょっと話す程度といった感じです。買い物は子供優先で買うようにしていました。小さい頃は古着やなどをメインに利用していました。遊んで汚してくるのでそれでも全く問題なかったのですが、小学生にあがるとなかなかそうもいきません。流行りのものなどが出てくると、古着では対応できなくなります。

小学生ともなるとそういった物に対して敏感になってくる年齢ですし、仲間はずれやいじめになどなっては困るので、ある程度新しいものなどを買い与えるようにしていました。その為、自分のものは一切購入しなくなりました。洋服などは破れたら縫えばいいという感じです。ですが、着ているものが古くてもみすぼらしく見えないよう清潔にして、みなりは整えるように心がけました。

食事は子供に対してはちゃんとしたものを与えていました。私は子供の残りを少しもらう程度で、基本がパンの耳でした。このころは無料でパンの耳をくれるお店が減ってきたなと感じました。ですが、以前から利用させていただいているパン屋さんなどは、私に率先してパンの耳をくれるのはありがたかったです。いつももらうたびに、今度はちゃんとしたパンを買えるように頑張ろうと思ったものでした。