競馬にハマり借金生活、クズ大学生の末路

ギャンブルが大嫌いな両親の元で育った僕は、小さい頃からギャンブルなんて大人になっても絶対にしない！と心に誓って育って来ました。テレビでギャンブルが原因で借金した人の特集なんかをやっているのを見る度に、「なんてバカな人なんだろう・・・」と感じたのを覚えています。

学生時代に競馬にハマってしまった僕

ギャンブルが大嫌いな両親の元で育った僕は、小さい頃からギャンブルなんて大人になっても絶対にしない！と心に誓って育って来ました。
テレビでギャンブルが原因で借金した人の特集なんかをやっているのを見る度に、「なんてバカな人なんだろう・・・」と感じたのを覚えています。

しかし、大学生活を送っているある日のこと、先輩が競馬に行ってみないか？と誘って来たのです。競馬場に行くのは初めてですし、競馬を見るのは楽しそうだったので、先輩について行きました。もちろん、馬券を買うという事は予想だにしていませんでした。

先輩は当然のように馬券を買い、慣れている感じがひしひしと伝わってきました。僕にも買ってみろよと言って来ましたが、ギャンブルに嫌悪感があったので、ただ見ているだけにしました。

ところが・・・先輩が最初のレースで大穴を当ててしまったのです！何だか羨ましくなった私は、1度だけ馬券を記念に買ってみようと思ってしまったのです。
その馬券がかなりの高配当で当たってしまって、私はすっかり競馬にハマってしまいました。次の週も競馬場に足を運び、親から貰っていた仕送りのお金を使い果たしてしまったのです。

お金が足り無くなったらそこで止めておけばいいものの、僕は自制心に歯止めが効かなくなってしまっていたので、学生ローンで借り入れをするようになってしまいました。
思った程審査も厳しくなかったので、「こんな簡単に借りられるんだ」と思った記憶があります。

借りたのはマルイという学生ローンです。使用目的は何か？と聞かれて、まさか競馬とは言えなかったので、学費の足しにしたいとつい嘘を言ってしまいました。
思った程申込みは難しくなく、借金って意外と簡単に出来るもんなんだな・・・と思いましたね。当然親には内緒で借り入れました。
返済の事までは考えていなかったです。これでまた競馬が続けられると思うと嬉しかったです。

借金というものをするまでは、お金を人から借りるというのは悪だ！みたいに思っていましたが、そんな気持ちって麻痺していくものなんですね。
初回はまだ抵抗があったけれど、それ以降は全く抵抗もなくなり、簡単に申込みするようになっていました。

簡単に借りられるというのはいい事みたいですが、逆に罪悪感がなくなる原因だと思いますね。

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どんどん生活は苦しくなっていきました

最初のうちは良かったのですが、やはりそううまく馬券が当たるという事はありませんでした。なので、借り入れをして馬券を買う、負けてまた借り入れする・・・という日々が続きました。返済はアルバイトをして何とかやっていましたが、なかなか減っていく事はありませんでした。仕送りだけでは生活費が足りないので、バイト代のうちの一部を生活費に回していたからです。

ここで大穴でも当てて、一気に借金を返そうと思えば思う程、空回りして競馬でもうけを出す事はほとんど出来なくなってしまっていました。
そこで止めておけば借金が増えていく事はなかったでしょうが、止めるという選択肢は僕にはなかったですね。

親に正直に話せば肩代わりしてくれたかもしれません。ですが、競馬をやっているなんて事がバレたら、それこそ仕送りをストップされてしまいかねませんでした。
それだけはどうしても避けたかったので、親に言い出せずに日が過ぎていきました。
いま考えれば、あの時正直に話していれば良かったですね。

生活費がほとんどないので、食生活に影響が出ました。毎日食パンと白ご飯だけ・・・という日が続いています。
それに、電気代やガス代ももったいないのでほとんど使わないようにし、暑い日や寒い日はどこかに出て凌ぎます。
例えば、近くのスーパーや図書館などです。お店などは注文するとお金がかかってしまうので行かないようにしています。
また、洋服はほとんど買えなくなり、下着などもボロボロのものを着ている状態です。