しかし離婚と子供の親権を失ったショックもあってか、その寂しさやストレスを散財することで晴らそうとしていたんだと思います。
でも決してお酒を飲んでも、ギャンブルをしても寂しさやストレスが晴れることはありませんでした。

【体験者の情報】

体験者 借入件数 借金総額 借金期間
  • コグレ
  • 男性
  • 37歳
  • 会社員
プロミス アイフル アコム 150万円 開始:2008年4月

離婚してからお酒とギャンブルに溺れてしまった。

今から6年前に離婚を経験しました。離婚した理由は様々ありますが、結婚生活をおくっている中で少しづつ夫婦の会話が減っていき、
コミュニケーションがとれなくなってしまったのが主な離婚原因でした。

私たち夫婦の間には、3歳と1歳になる子供が2人いましたが、子供の親権は妻が握ることになり子供を連れていってしまいまいた。
私の役割としては、子供のために養育費を払い続けることだけが残りました。

離婚をしたことや子供がいなくなってしまったことによって、私の生活は少しづつ荒れていきました。
お酒をよく飲みに行くようになったり、競馬やパチンコなどのギャンブルをすることが多くなっていきました。
お金の使い方も派手になってしまい、生活していくお金や養育費の支払いもできなくなるくらいに散財するようになってしまったのです。

私はお金が足りなくなると、消費者金融から借金をするようになっていました。
給料だけではお金が足りなくなるくらいに、散財することを止めることができませんでした。
離婚する前は、給料の金額を超えるようなお金の使い方をしたことはありません。
むしろ、かなり倹約して子供たちの将来のために貯蓄したりして、堅実な生活を心がけていたくらいです。

しかし離婚と子供の親権を失ったショックもあってか、その寂しさやストレスを散財することで晴らそうとしていたんだと思います。
でも決してお酒を飲んでも、ギャンブルをしても寂しさやストレスが晴れることはありませんでした。

プロミスから初めての借金

私が借金をするようになって、まず最初にお金を借りたのはプロミスという消費者金融です。
プロミスからお金を借りたのは、他の消費者金融に比べて当時は少しだけ金利が低かったからです。
プロミスから借りた金額は3万円で、借金に対して少しだけ抵抗があったので、出来るだけ少ない金額を借りようと思ったことを覚えています。
最初はすぐに返済できるような金額を借りないといけないという自制心が働いていました。

離婚前には比較的に堅実な生活を心がけていたこともあり、消費者金融で借金をするというのは考えたこともないことでした。
それだけ借金に対してのイメージは悪かったということです。

きっと離婚を経験していなければ、消費者金融で借金をするということは無かったと思います。
借金をした時は、自分の中で葛藤はありました。
すごく良くないことをしているという気持ちがあったのです。
でも結局はそういった気持ちを持ちながらも、借金をすることに踏み切ってしまいました。

生活が派手になっていき借金を重ねる。

借金に対するイメージの悪さとは裏腹に、お酒やギャンブルを止めることはできず借金をし続けました。
頭では借金をしてはいけないと思いながらも、結局は借金をしてしまうという矛盾した生活をおくっていきました。

もう自分で制御できないほどに生活は荒れていて、目先のことしか考えられないのです。
借金をしない方が良いことは、わかっているけど止めることができない生活に歩調を合わせるように借金の額は増加していくばかりでした。
借金の返済を給料だけではできなくなってしまい、複数の消費者金融から借金をするようになっていったのです。
借金総額は150万円にまで増加して、借金をしていた消費者金融はプロミス、アイフル、アコムの3ヶ所にまで増えていました。

生活費のみならず養育費、借金の返済に止められないギャンブルやお酒の出費で、以前の生活の形はもう跡形も無く壊れていました。
借金をすることに抵抗もなくなり、むしり当たり前のことのようになっていたのです。
まさに「借金地獄」という言葉を現実にしたような生活でした。

借金をし始めてから食生活も大きく変わりました。
以前なら楽しみの1つであった食事にも無関心になり、スーパーで買ったお惣菜やカップラーメンばかり食べるようになっていました。
交友関係は逆に派手になっていき、お酒を飲み歩いたりする頻度が増えました。
借金をしてまで飲み歩くようになったので、生活は厳しくなるだけでした。
きっと自宅に帰って1人でいることが嫌だったのだと思います。

とにかく外でお酒を飲み歩いている時は、孤独を感じることから目を逸らすことができたからです。
お酒やギャンブル以外にお金を使うことは、まったく無くなっていました。